megspoonのブログ

機能不全家族の末路

恥ずかしという気持ち

私は小学校の頃より「恥ずかしい」という気持ちが強くありました。

誰でもあると思いますが、私の場合 尋常ではなかったのです。

何と言うか 、女性であることがとても恥ずかしかったのです。

 

小学校の運動会でダンスがありました。男の子と一緒に手をつないだり腕を組んだりして、一緒に踊るのです。私は男の子と一緒に手をつなぐのがとても恥ずかしくて嫌でした。あまりにも拒否していたので 、体育の先生によく怒られたものです。好きな異性とか関係なく、 異性と一緒にいることがとても嫌で、恥ずかしかったのです。

 

父は何か気に入らない事があると、よく怒鳴っていました。

日常茶飯事的に責められていましたので、この頃から 私は自信のない子供でした。そして女性性を抑圧し、男性性を使って父と戦ってきたのです。

 

私たちの多くはゴキブリが嫌いです。

 

ゴキブリを発見すると嫌悪感があり 、叫んだりするのではないでしょうか。

ですが 、ゴキブリはただそこを歩いているだけなのです。ただ歩いているだけで、嫌悪感を示され 攻撃されます。

私もまた、ただそこに存在するというだけで、 父から攻撃を受けたのです。

 

ご飯を食べること

勉強をすること

テレビを見ること

学校に行くこと

 

父にとっては、それらがとても気に食わなかったのです。

そしてどんなに攻撃されても、母は守ってくれる事はありませんでした。

それが常日頃でしたので、「守って欲しい」という欲求も発想もありません。

私の原家族では、「守られない」ことが「常識」だったのです。

 

ゴキブリと同じように、ただそこにいるというだけで攻撃されてしまう。この経験は私にとって、間違ったセルフイメージを持つのに十分な経験でした。

 

私はどんな時も攻撃されてしまう悪い人間

私は何か汚いもの

私は誰からも歓迎されない。

私は誰からも守ってもらえない

 

無意識にこのような自己概念を持ったのです。

 

私は何か汚いもの、だから攻撃されてしまう。

 

例えば、もし、お手洗いが間に合わなかったら、私の体は排泄物で汚れ、臭うでしょう。そんな自分に、異性が近づいて来られては困るのです。臭くて汚いのがバレてしまうから。

そしてばれた時、非難されてしまう恐れがあったのです。もちろん、臭くて汚い女性は嫌われるでしょう。

私は無意識にこのように思っていたのです。

 

このセルフイメージはかなりの 自己攻撃、 自己嫌悪です。家庭環境により 、私が私に貼ったレッテル なのです。

ですが 無意識 なので、長年 気がつくことはありませんでした。

 

ただただ 恥ずかしくて、 異性に近づいて来られるの嫌だったのです。